

ママ、わたし我慢するからいいよ
ある日、長女がぽつんとそう言った。
下の子たちのことでバタバタしていた私には
その言葉は一瞬通り過ぎそうになった。
けど、すぐに
「ん?」
と立ち止まった。
- おもちゃの順番?
- テレビのチャンネル?
- おやつの量?
- 寝る時のママの隣?
いろんなことに「順番」がつきまとう毎日で
気づけば長女は
”自分が後回しになる”ことに慣れてしまっていた。
でもそれって「優しさ」だけじゃなくて
「我慢」してるってことだった。
子供の話を最後まで聞けていますか?”聞いてもらえなかった私”が教える育児の大切なこと
私自身も我慢していた、寂しい記憶
私自身も、子供の頃から
空気を呼んで、我慢して
大人に褒められるのが当たり前だった。
「えらいね」
「ちゃんとしてるね」
その言葉が嬉しくて
でもどこかちょっと寂しかった。
我慢しなくていい
長女のその一言に、自分の過去と重なって涙が出そうになった。

mima
ありがとう。でも我慢しすぎなくていいんだよ。
そう伝えると、ふわっと笑ってくれた。
- もっとわがまま言いたいよね
- もっとママと遊びたいよね
- 自分を優先して欲しいよね
そんな長女の我慢の種がたくさん浮かんできた。
気づける親でありたい
子供は、本当にたくさんのことを感じて、考えて
大人よりずっと繊細にバランスを取っている。
そんな長女の心の中の変化に
気づいてあげられる大人でありたい。
見過ごさずに、ちゃんと受け取っていきたい。
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