
ある日の、食卓での出来事。
長女が、妹のスプーンをパッと取ってしまいました。
私はすぐに「また取ったの?!」
と反射的に声を荒げたしまいそうに…
でも、理由を聞いてみたら
だって、私のスプーン濡れてたから、いやだったの!
「そんなことで?」
と思った私がいました。
でも、子供にとってはその「そんなこと」がすごく大きな問題なんですよね。
今回は、そんな子供が何かを取ってしまう背景にある理由と
ママができる対応について、私の体験談を交えてお伝えします。
困ってしまう「きょうだいげんか」 けんかの理由と上手な対処の仕方とは
子供が”取ってしまう”背景にはちゃんと理由がある
子供が誰かのものを取った時
つい「貸してって言いなさい」とだけ伝えがち。
でも本当は
- どうしてその行動をしたのか
- どんな気持ちだったのか
そこに寄り添ってあげることも大切なんです。
今回の長女のように
「スプーンが濡れていてイヤだったから、乾いているスプーンがほしかった」
というちゃんとした理由がある。
でも、その理由って
ママ目線だと「そんなことで?」と思ってしまう。
でもそれって、大人の基準で考えているからなんです。
子供にとっては、それが今この瞬間一番大事なことなんですよね。
子供が伝えきれない時の気持ちをキャッチする

子供が「イヤだ」「困った」と感じた時
まだうまく言葉で伝えられず、行動が先に出てしまうこともあります。
今回の長女も
- 濡れているスプーンは使いたくない
- でもどうしたらいいのかわからない
- とりあえず、使いたいスプーン(妹の)をとる
そんなプロセスだったのかもしれません。
そんな気持ちを
「そうだったんだね」
「濡れてるのがイヤだったんだね」
と受け止めてあげることで
少しづつ言葉で伝える練習ができるようになります。
ママができる対応:エピソードから学んだこと
私もつい「また取ったの?」とイライラしてしまうけど
理由を聞いてみると、なるほど…と思えることもあります。
そんな時に意識したいこと

まずは理由を聞いてみる
「どうしてそうしたの?」
じゃなくて
「どうしたかったのかな?」
と気持ちに寄り添う問いかけにする
その理由を認めてあげる
「濡れてるのイヤだったんだね」
「そうだよね。気持ち悪いもんね」
と共感する
どうしたらよかったを一緒に考える
「ママに言ってくれたら、新しいスプーン用意できたよ」
次からの選択肢を提案して
行動じゃなくて言葉で伝える練習を。
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ママも自分に優しくしていいんだよ
正直、毎回こんなふうに冷静でいられるわけじゃありません。
私だって「何度言ったらわかるの?」ってイライラすることもたくさんあります。
でも、子供と一緒に少しづつ成長していけばいい。
完璧なママじゃなくて大丈夫。
イライラしてしまった自分にも「よく頑張ってるね」と声をかけてあげて欲しいなって思います。
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