ご飯の時間、長女のお皿がひっくり返された
1歳の長男が、テーブルの上に手を伸ばして、長女のお皿をダイナミックにひっくり返した。
その少し前にも、次女のお皿で同じことが起きていて、私は2回目の片付けに追われていた。
私は、思わず長女に怒鳴った。
怒ったあと、すぐに胸の中にザワザワした気持ちが広がった。
でもその時の私は、怒りに飲まれて、それに気づけなかった。

本当は、自分が原因だったのかもしれない
あとから冷静になって考えたら
お皿の位置は、長男の手の届く場所に私が置いた。
私の準備不足だった。それが本当の原因だった。
でも私は、長女に怒った。
怒ることで「私は悪くない」と思おうとしていた。
なぜ私は、長女を責めたのか
それは、自分の非を認めることが怖かったから。
私が悪かったと認めたら「私ってダメな母親だ」と感じてしまいそうで…
それは、単にミスを認めるというレベルではなくて
”自分という存在そのもの”を否定するような気分になるから。
だから私は、無意識に長女を責めることで「私は間違っていない」と自分を守ろうとしたんだと思う。
怒りは、私の“自己否定を避けるための盾”だった
誰かを責めることで、自分を守る。
それは一見、すごくずるくて情けないことのように思えるけど、本当はそれだけ、私はもろくて、不安定だったんだ。
エンパス気質の私は、他人の感情にはすぐに気づけるのに
自分の内側にある”怖さ”や”もろさ”には鈍感だった。
自己否定が怖かった私に、そっと伝えたい
怒ってしまったことを悔やむよりも
なぜ怒ったのか、自分の心を見つめてみたときに
そこには「守りたかった私」がいた。

私はダメな母親じゃない。
完璧じゃないけど、ちゃんと向き合っている。
怒ることでしか、自分を守れなかった時があったって、それでいい。
同じように、怒って落ち込むママへ
もしあなたが「怒りたくないのにおこってしまった」と感じているなら、その裏にある自分の気持ちを、責めずに見てあげてほし。
もしかしたらそれは「これ以上傷つきたくない」という、心の叫びかもしれないから。
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