自宅出産を選択した理由
3人の子供がいる私は、自宅出産2回、助産院での出産1回を経験しました。
そんな私が、なぜ自宅出産を選んだのか。
理由や実際に経験してみてメリットだと思ったことをご紹介してきます。
病院に泊まりたくない
子供を授かる前から、どんなことがあっても病院で入院するのが嫌でした。
それは、私の中で病院は「怖いもの」と言う認識があったからです。
そんな怖いところに、赤ちゃんと泊まる・・・ありえない!と思い、病院に泊まらない方法を探しました。
自分の安心する場所で産後を過ごせたので、育児専念できました
なるべく自然に産みたい
「自然に産みたい」と言うのは、医療行為をしない。と言う意味です。
病院で産むと「促進剤」や「会陰切開」を行うことが多いです。
そういった医療行為に対して「怖い」と言う思いが強かったので、医療行為ができない「助産院」での出産を決めました。
元々薬とかも好きではなくて、自然の形に従って産みたいと思っていたんだよな
本来人間に備わっている力を信じている
私は、本来人間に備わっている赤ちゃんを産むための力や、赤ちゃんが外の世界に出てこようとする力を信じています。
その力を発揮できる場所や環境が
いつもの場所でいつもの日常で産むこと
だと思いまた。
海外の放牧民は、移動中に「すっと」産んで、そのまま移動を続けるんだって。それくらい、出産って日常の一部なんだよね
実際に出産してみて感じたメリット
それでは実際に、自宅出産と助産院での出産を体験してみて感じたメリットをお話ししたいと思います。
助産師さんの手厚いサポート
通常、病院では分娩台に上がってから、助産師や医師のサポートが始まります。
しかし、助産院はここが大きく違います。
助産院についてからそばでサポートしてくれる
初産の場合5分間隔、経産婦の場合は10分間隔に、なったら助産院へ連絡して、助産師さんにきてもらいます。
その後は、ずっとそばでサポートしてくれます。
助産師さんの腰をさすってくれる手が絶妙で、さすってくれるだけで、陣痛の痛みが半減くらいの感覚だった!!あの手がない出産はもう考えられない・・・
会陰切開しない
「会陰切開」は医療行為のため、正確に言うと、助産院ではできません。
なぜ、会陰切開をしないことがメリットか言うと
ある論文で、会陰切開をしずに、会陰裂傷を最小限に防ぐケアをしていくことが、女性に優しい助産ケアとされているからです。
慣例的な会陰切開の実施は、制限的な会陰切開に比べ、「会陰(後方)の損傷」のリスクを増大させる。
また、「創部治癒過程」における合併症のリスクおよび退院時の「会陰疼痛」のリスクを増大させる。
「尿失禁」および「性交疼痛」のリスクを軽減させるというエビデンスはなく、「新生児の健康上の問題」が生じるリスクを減少させるというエビデンスは存在しない論文:女 性 に や さ し い 助 産 ケ ア─会陰切開の適用を再考する─
つまり、会陰が傷つかないように
最善のケアをして出産に臨むことが望ましい
と言うことです。
私は奇跡的に3人とも無傷で産めたので、産後の会陰の痛みはほぼ0でした。
好きな体制で産める
病院では、分娩台に乗って出産することがほとんどですが、助産院は好きな体制で産めます。
私は産前「四つん這いになって上半身に大きなクッション入れて産みたいな〜」と思っていましたが、実際は、横向きに寝そべって産みました。
それは、陣痛が始まってからいろんな対位になってみたものの、陣痛の進み具合や、痛みに耐えられる体制が、横向きだったからです。
助産師さんによると、人ぞれぞれしっくりくる対位は違うようで、自分に合う形を選べると言うのは素晴らしいなと実感しました。
私は結局3人とも横向きが楽だったな
誰でも立ち会いができる
私は1人目をコロナ禍で出産しました。
当時病院は立ち会い不可が多く、1人で産んでいる妊婦さんがたくさんいました。
誰かが、そばで支えてくれると言うのは、とても心強いです。
また、3人目を出産した時には、上2人の子供と、母、姉も立ち会ってくれて、赤ちゃんの誕生をみんなで祝ってくれました。
姉がいたおかげで、カメラワークをバッチリでした。
家族も産後赤ちゃんと過ごせる
病院で出産すると、面会時間が決まっている病院も多くあります。
そのため、家族は一定時間しか赤ちゃんと一緒にいれないし、赤ちゃんのお世話のアドバイスを受けるのも基本的にお母さんになると思います。
しかし、自宅で産めば、産後すぐに夫がそばにいます。
私は実家で出産したので、夫が実家に来てくれて、赤ちゃんのお世話を一緒にしてくれました。
また、助産師さんからの沐浴の指導なども夫が受けてくれていました。
そのため、夫が家にいてくれる時間は赤ちゃんのことは任せて休むことができますし、夫の育児への取り組み方がとても積極的になりました。
助産師さんの指導を直接夫が聞いてくれると、自分ごととして受け取って対応してくれるのがとても助かったな
まとめ
自宅出産のメリット
メリットを5つ紹介しました。
自宅出産には、家族のサポートが必ず必要です。私は幸い、夫や母が快く受け入れてくれてサポートしてくれたため、叶ったことだと思っています。
ただ、サポートしてもらえる環境がない人でも、助産院での出産であれば、病院と変わらず数日間の入院が可能です。
それぞれの環境に合った選択をできればいいなと思います。
新しい命の誕生を最高の形で迎えられますように。
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