育児をしていると、よく出くわす
子ども同士のおもちゃの取り合い
我が家でも、長女が妹や弟のおもちゃをパッと取ってしまう場面があります。
貸してって言おうね
そう何度伝えても、また取ってしまう。
私も頭では分かりつつ
「もう何回目?」とため息がでてしまいます。
でも、子供が貸してと言えないのには、ちゃんと理由があるんですよね。
今日はそんな理由と、「ママができる声掛けや対応」についてお話ししていきます。

子供が”貸して”を言えない理由
1.「言葉より行動が先」な年齢だから
2〜3歳ごろは、まだ自分の気持ちをうまく言葉にできません。
「貸して」と言う前に、手が先に動いてしまうんです。
2.”取ったら怒られる”はわかってるけど…感情が優先
「怒られる」とはわかっていても、ほしい!という気持ちが勝っちゃうんですよね。
それだけ子供にとって、今欲しい気持ちは強いんです。
3.どう伝えたらいいのかわからない
「貸して」と言えばいいとわかっていても、タイミングや言い方が難しい。
相手の反応が怖かったり、断られるのが嫌だったり・・・
まだ、交渉の仕方がわからないことも多いんです。
ママができる声掛け・対応5選

1.「貸してって言えたらすごいね」と成功体験を増やす
言えた時には、思いっきり褒めてあげましょう!
「言えたね!」
「ちゃんと伝えられたね!」
と伝えることで、伝えることはいいことなんだと学んでいきます。
2.伝え方の見本を見せる
「○○ちゃんもそのおもちゃ使いたいんだって。少し貸してもらえるかな?」
こんなふうに代弁することで、子どもは「こう言えばいいんだ」と学びます。
3.”待つ”練習をしてみる
貸してもらえるまでの待ち時間が不安で取ってしまうこともあります。
「5秒待てたね」
など、小さな待てた成功体験を積んでいきましょう。
4.「欲しかったんだね」と気持ちに寄り添う
まずは、子どもの気持ちを受け止めてあげること。
「欲しかったんだね」
「使いたかったんだよね」
と共感することで、気持ちが落ち着きやすくなります。
5.取られた側の気持ちも伝える
「○○ちゃん、びっくりしちゃったね」
「悲しい気持ちになったかな」
など、相手の気持ちにも目を向けさせていきましょう。
少しづつ相手の気持ちを考える練習になります。
何回言っても「お友達のおもちゃを奪ってしまう」3歳児。必要な経験と声かけのコツ
ママも自分を責めすぎないで

何度も同じことを繰り返していると
「また…」
「なんでできないの?」
とイライラしてしまうこともありますよね。
でも、それは子供が悪いわけでも、ママが悪いわけでもないんです。
子供は成長の途中。
ママだって、今を一生懸命やってる途中。
お互いに、少しづつ成長していけただそれで十分。
できたことに目を向けて、少しでも楽に子育てできたらいいなと思っています。
コメント